エネルギーってすごい
常々思いますが、何かを作る際には強いエネルギーが必要です。その力が強ければ強いほど、熱く、濃いものが生まれます。
私が作品を作る時のエネルギーもそうで、これが足りなくなると作品全体が薄くなるってのはありますね。
スレイブサーガは、そうしたエネルギーを溜めてから作りましたし、まだまだエネルギーは残っています。一気に消耗させないために慎重に運用する技術も得たので、安定してそこそこのエネルギーを出すことができます。
で、本題です。
当然ながら人の欲望が強いものはエネルギーも強いものでして、その中でもアダルトには多くの人が強い力を出しています。
ここ七年くらいは性欲抑制の修行もしていたため、仕事以外ではアダルトからは離れていたのですが、久々にアダルト本を見たら…「相変わらず熱気がすごいな」と改めて驚きました。
- 娼年インモラル (MDコミックスNEO)
- メディアックス
- 2016-10-20
- 本
アマゾンでいろいろと見ていたら、これを発見しました。
…すごい。すごいエネルギーだ。
気圧されましたね。個人的趣味として男の娘系を見るのは好きなので、ちょっと欲しくなりました。
逆に今の私にそこまでの濃さがないので、濃い人の作品ってのは好きです。まあ、私の場合はもともと淡白なので、基本的にはサバサバしています。
残酷な描写があっても、比較的ねちっこくなく、さらっと楽しんでしまうのは生来の気質なのでしょう。
これは私が、世界そのものが遊び、人の生死すら娯楽、だと思っていることが大きいようです。
はっきり言えば、この世界が嫌いで興味がないので、どうなろうと知ったことではない、という感情が強いため、どうせなら楽しもうという意識がそうさせているのだと思います。
事実、人は死なないので…それで逆に困っているんですよね。
死ぬからこそ燃えるのに。死なないとわかっていたら燃え台詞だって意味がなくなるのに。それが私にとっては不満なのでしょう。茶番に思えてしまいます。
僕は全力で本気で生きるためにこの世界に生まれたのに、それが茶番だったなんて…というわけです。それに怒っているのです。
だからこそアンシュラオンも破壊と混乱を楽しんでいるわけですね。そう考えると彼の言動もすべて理解することができます。
そんな感じです。
ではまた!
※クリエイター支援「Ci-en」
「十二英雄伝」 小説家になろう