満足するか納得するまで続ける
うーん、最近よく言っていますが、自分が作品を生み出すエネルギーって不満のエネルギーなんですよね。
今こうして作品を書いているのも、どうしても納得できなかったり、何かに不満があるからなんでしょう。
そういえば、ハーレム殿下を何もないところから八ヶ月で生み出した力も、やはり欲求不満のエネルギーだった気がします。人生において一番強い不満を感じていた時期だと思います。
今はそれと比べて爆発力は劣っていますが、心の奥底にある火はまったく衰えておらず、噴火のように爆発はしませんが、マグマのようにぐつぐつと常時燃え滾っている感じですね。
これは私自身が歳を取って忍耐力が身についたことも起因するかもしれません。単純に爆発させることは若い頃によくやっていましたが、長く連載していくにはこうした力が必要なのでしょうね。
結局のところ、何かに満足するか納得するまでは続けるのです。
絵はそうですね・・・。どこかの時点で、絵に関しては納得したんだと思います。これ以上上手くならない、というわけではないんですが、だいたい底が見えてきたというか、先を求める感じではなくなったんでしょうね。
やっぱり人間、未来への可能性があるものにトキめくものです。その意味で、絵はある程度納得したんだと思います。十分がんばったし、満足もしました。あとは道具として使える時があれば使う程度のものでしょう。
一方、物語に関しては納得はしていない面が多くありますね。
これも今までゲームで出したかったものが頓挫して、いろいろと不満が溜まっていることが要因の一つでしょう。
実際スレイブサーガの設定の多くが、そのうち出そうと思っていた作品群の要素をふんだんに吸収していることからもうかがえます。
サナ・パムの設定の一部も、賊王街のネヴァを一部引き継いでいますし、アンシュラオンやスレイブの話も、違う作品でやろうと思っていたキャラ設定をけっこう引き継いでいます。
こうして見ると、出せなかったことに納得していないんだなーということがわかりますね。
人間は、やりたいと思ったことはやらないままで終われないのです。
その終着点がどこかはわかりませんが、やりきった、もう出し切った、満足した、と思える日が来るまで続けるしかないのです。
あとは覚悟を決めるだけです。それと心中できるかどうか。
他のすべてを犠牲にしても、それを貫けるかどうかです。
私はこういう生き方しかできないので、それに殉ずるしかありません。だって、たとえば今億万長者になったとしても、スレイブサーガを書き続けることは同じですからね。
多少周りのものや使うPC、机が立派になるだけで、やることは変わらないのです。自分で作って、自分で続けていく苦行と楽しみは何一つ変わりません。
なので、どのみちこうするしかない。書き続けるしかないのです。
ということで、また夜に告知しますが、今日の深夜と明日は二話ずつアップします。
まあ、また中途半端な文字数になって分けてしまったのと、せっかくの夏なので、二話更新を捻じ込んでもいいかなと思った次第です。
そんな感じです。
ではまた!
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「十二英雄伝」 小説家になろう