今日はレイアウトなど
明日の夜(25日午前0時)なので、本格的に調整をしています。
一番気になるのは、文章の置き方ですね。
つまりは、改行、行間、文章の配置による作品のリズムです。
WEB小説なので、基本は横書きとなりますので、それを考慮したものにしないといけません。固めすぎれば読みにくく、毎行空けていたらスカスカになります。
たとえば、たまたま開いた十二英雄伝のこの文章。本来はもうちょっと間をあけていますが、
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絶頂。
ナサリリスが感じる、初めての絶頂。
今まで彼女が感じてきた快楽が一気に噴き出したように、すべてを貫き、すべてを満たす極限の場所に、それは花開いた。
収束できず、加速だけを続けてきたものが、一つの終点を迎えた。ただそれは、もはや衝突事故である。たしかに止まったが、ブレーキをなくした高速車が止まるために、仕方なくぶつかって止まったようなもの。
すべての衝撃が、ナサリリスに跳ね返ってきたのだ。
―――快楽として
―――すべてを貫く、至上の悦びとして
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単純に文章を一定にするのではなく、その内容や表現を誇張するために、固めたり離したり、突き放したりしてリズムを作っています。
単行本ではどういう印象になるのかわかりませんが、WEBではこうした表現を使っています。あとは、固まっている部分の問題。
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今まで彼女が感じてきた快楽が一気に噴き出したように、すべてを貫き、すべてを満たす極限の場所に、それは花開いた。
収束できず、加速だけを続けてきたものが、一つの終点を迎えた。ただそれは、もはや衝突事故である。たしかに止まったが、ブレーキをなくした高速車が止まるために、仕方なくぶつかって止まったようなもの。
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を
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今まで彼女が感じてきた快楽が一気に噴き出したように、すべてを貫き、すべてを満たす極限の場所に、それは花開いた。
収束できず、加速だけを続けてきたものが、一つの終点を迎えた。
ただそれは、もはや衝突事故である。
たしかに止まったが、ブレーキをなくした高速車が止まるために、仕方なくぶつかって止まったようなもの。
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こうして単純に分けることもできます。
下のほうが簡単ですし、楽ではあります。一つの法則に従えばよいわけですから。ただその分、リズムで楽しむことができなくなります。
これもまた、十二英雄伝のシリアスな内容を描くために工夫している点ですが、下のほうが一般のライトノベルでは見やすいかもしれません。内容そのものが淡白の場合、下でもいいのかな、と思ったりもします。
最初のほうが美しいリズムではあると思いますが、作品それぞれで使い分けないといけませんから、スレイブサーガに合うものを模索しています。
基本は下でやりつつ、離れるとおかしいものはまとめるという方向が一番かもしれませんね。
あと、けっこう連続した会話で全部を表現することがありますので、対話の場合は説明文をけっこう省略することが多いです。アニメやゲームの説明台詞ってやつですね。
戦闘、一人の場合、何か特定の説明あるとき以外は、できる限り会話で成立させようと思っています。というか、すでにそうやって書いていますからね。
これはたぶん、十二英雄伝で説明文を書きすぎた反動っぽいです。「面倒だから台詞でいいや」という感じになっています。掛け合いはハーレム殿下を思い出して楽しいですけれどね。
そんな感じです。
ではまた。
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