園島義船、ぷるっと企画の活動日誌DX

ぷるっと企画の活動日誌。
漫画、イラスト、ゲーム、小説の情報を掲載。
http://puruttokikaku.com/

ラインを崩す作業

 自分の絵は好きですが、自分の実力に満足したことは一度もないです。まあ、よくやったなーと思うのは主に作業量に関することが大半です。たまに気に入った絵は描けますが、基本的には常に実力不足を痛感しています。


 また、私は色々なことを同時にやっているので、なかなか絵にだけ時間を割くことができません。これは昔からですね。全部自分でやってきましたからね。それに今は小説も書いていますし、正直絵に費やす時間は創作全体の二割程度でしょうか。


 さて、そんな私ですが、ようやく自分のラインを崩す時期がやってきたかな、と思い始めています。また新しい自分の絵を探して模索しているのですね。さすがにこういうタイミングだと絵が楽しくて楽しくて仕方なくなりますね。やはり新しいものを試すのは最高の気分です。


 で、ラインを崩すという意味ですが、絵描きってのはある程度描けるようになると自分の絵というものを探し始めるんですよね。わかりやすく極端な例でいえば、ピカソは普通の絵もめっちゃう上手いけど、ああいう絵を描いています。それと同じです。


 絵にも基礎や基本はありますし、キャラにしても解剖学のように人体の規準というものがあります。あまりそれから外れると変な感じになりますが、そうしたものをある程度修得したあとは、自分の個性のラインが欲しくなるものです。私もイラストの仕事とかで精密な絵を描いてきましたが(二次創作もそうですけど)、この段階で一回絵がつまらなく感じました。というものラインがあまりにも同じだからです。


 ですから、ちょっと大げさにラインを崩してでも、自分が楽しいと思えるライン、自分の魅力が出せるラインを探している感じです。しかも魅力ある絵ってのは、だいたいどこか妙なところがあるものです。きっちりした絵は綺麗かもしれませんが、ただそれだけってことも多いもの。たとえばアダルトにしても、極端に表現する絵がありますよね。あれはあれで現実的ではないにしても、その人なりに魅力(好きなところ)を強調することになるわけです。


 私は基本あまり変なことはせず、意外と素直なラインを使ったりしてました。これは絵柄そのもののラインがシンプルなので、そのほうが楽だからですね。強さを表現する際にはこうしたラインは悪くはないです。ただ、面白みがない。どこか引っかかるようなものが足りないのですね。まあ、私自身が癖が強いので、何もしなくても出るのかもしれませんが、もう少し意図的に出していきたいなーと思っています。


 そう簡単に変わるものではないですが、しばらくは意図的に崩したりするかもしれません。といっても、あまり公表するようなもので描くって感じじゃないかもしれませんが。思えば、ぷるっと企画名義では小説以外はほぼ休眠中なんですよね。うーん、まあ・・・この名義だとアダルト辞めると特に描くものがないのが困ったところです。今後、小説以外をどうしていくべきかは迷いますね。


 私自身もせっかくある能力を何かに活かしたいとは思っていますが・・・。それは絵本のほうで活用されているのでしょうか? ううむ、絵柄もまったく違うしなんとも言いがたい状況ですね。一度得た技術は忘れることはないのでいつでも使えますから、また機会があれば考えたいものです。


 自分の周りにタイプが同じ絵描きがいないってのも問題でしょうか。私は昔から「コンビ」に憧れているのですが、相性の良い知り合い・友達はいても、相性の良い絵描きさんっていないんですよね・・・。最悪タイプは違ってもよいのですが、同じように楽しめる人がいればやる気も出るかもしれませんね。


 そんな感じです。ではまた。










×

非ログインユーザーとして返信する