園島義船、ぷるっと企画の活動日誌DX

ぷるっと企画の活動日誌。
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パミエルキ編に関して思案

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■小説「覇王アンシュラオンの異世界スレイブサーガ」 小説家になろうで連載開始です!
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 昨日一日ずっと悩んで、一応の結論に達しました。


 今まで述べてきたように、パミエルキ編のことをずっと「裏」と考えていました。


 たとえばアンシュラオン編で起こったことの裏側では、実はこうなっていたんだよ、という解答編ですね。解答編というか、別の視点で見た場合がわかるわけです。


 新版の15話~17話とかの冒頭でも、アンシュラオン編の第一部(グラス・ギース編、おそらく1000話)まで見ていれば、異形の正体もわかりますし、あっちはそうなっていたのかーと普通に理解できます。


 ただ、新版は違いを出すためにすでにパミエルキ編冒頭が出ていますし、表裏の関係ではなく、螺旋の関係にあることに気づきました。


 最初はいきなりの移籍で戸惑っていて「ええ、どうしよう。何か新しいことやらないと駄目かな」と思って、とりあえず冒頭だけ出してみたんですけど、これも変わるための良い判断だったのかもしれません。


 旧版の良さは、姉がいつ出てくるのかという緊張感があったところですね。「あっちはどうなってんだ?」と心配になるほど出てこなかったので、妄想が膨らむ感じはあったと思います。


 主人公最強物の欠点は緊張感がないことです。他の作者さんの作品でも主人公は勝ち確定なので、ニヤニヤしながら戦いを見る感じになりますし、話が長くなると緩慢になってしまうところを、姉の存在で上手くカバーできていたと思います。


 それはそれで姉の不気味さとインパクトを出せたのはよかったと思うのですが、いかんせん話が長いので、連載してから三年経っても姉がまったく出てこないという、まさかのあらすじ詐欺が発生する状況にありました。姉物なのに姉出てこないですからね。


 これはやはり、表裏の関係で物事を見ていたからです。


 しかし、今回は螺旋の関係、両者が絡み合う関係で見せることにしました。


 姉がそこそこ出てくる半面、より高度な話が多くて、アンシュラオン編がある程度進まないと意味がわからなかったり、せっかく隠していたインパクトが薄れることになります。


 この点でかなり迷っていたのですが・・・ただ、冷静に考えるとスレイブサーガって、基本的に「設定の後出しをしない」ことをモットーにやっていました。


 簡単にいえば、先にちょろっと情報を出しておいて興味を惹かせておいて、何百話あるいはもっと先にその事変が起こるというやり方です。


 つまりは先に読者に少し情報を与えることで、伏線として記憶の片隅に残しておいてもらって、いざ始まったときも「ああ、そういえば前に言ってたやつかな?」という既視感と安心感を与える方式です。


 どうしてこれを採用しているかといえば、いきなり後半でぶっ飛んでやると、「絶対これ後付けでしょ?」みたいにしらけてしまうことが多いんですよね。


 それと、今後こういうことが起こるということを少し述べておくことで、長い話ですから興味を持続させることも目的にありました。まだまだこんな楽しいことが起こる予定だよと。


 そういうやり方をやっている中で、パミエルキ編は面白い解答編になると思ってやっていましたが、螺旋に変更したことでいろいろな違いが生まれることになりそうです。


 もともと主人公最強ものを見ている人は、「うん、知ってた」「だよなぁ。こうなると思ったよ」「ニヤニヤ」という楽しみ方をしている人が多いと思うので、こうなったらインパクトや驚きは諦めて、キャラそれぞれの絡みによる流れで、作品として上手くまとめていく方式に切り替えようってことですね。


 そもそも新版は一般向けとして上手くまとめることもミッションの一つですし、こっちに切り替えるしかなかったかなーとは感じています。


 知っている人は知っている。わかる人はわかる。よくわからない人は、読んでいる間にわかっていく。そんな流れでしょうか。


 新版は計画されたものではありません。当初の予定が急遽変更した形で作っていきます。その意味では、旧版と同じく予定外の作業なので調整が非常に大変になっていくと思います。


 いやほんと、調整ばっかりやってます。私の人生、調整と仲裁ばかりです。誰かと誰かが喧嘩や剣呑になるから間に入ったり、まったく違うものを混ぜて一つにしたり、そういったことばかりやっていますね。


 ということなので、最初はかなり手間取ると思いますし、無駄な話も入れちゃうかもしれないので、慣れてくるのはまた数年後になりそうです。


 それでもまあ、これはこれで楽しむ予定です。




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■「覇王アンシュラオンの異世界スレイブサーガ」
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