ブレない主人公がお好き?
なろうでスレイブサーガを連載中の時ですが、感想で
「主人公がブレないから好き」
「主人公の性格が変わらないからいいね」
みたいなものをいくつかいただきました。
これ、当時はよくわからなかったんですよね。主人公がブレないのなんて当然じゃないのかな?と思っていました。
もちろん人は成長しますので、いろいろな変化がありますが、方針や方向自体はそう変わらないはずですよね。
それはまあ、私が単純になろう小説をあまり読んでいないのが原因かもしれません。一応は読んでいますが、非常に限られた範囲しか見ていないですね。
仕事でたまたま見聞きして気になった作品や、関連小説に出てきたものをちらりと見るくらいでした。
で、昨日ですかね。これは漫画ですけど、たまたまそういった作品を読んだわけです。
最初からずっと平和主義でやってきたのに、十何巻目から突然虐殺をするみたいな。
私としては「人を殺さないのでつまらないなー」と思っていたところ、突然始まった殺戮に「ようやく楽しくなってきたな!」と興奮したものですが・・・
これか!?
こういうことですか!! なるほど!
そこでようやくあの感想の意味がわかりました。
まあ、私は仕事柄読むわけで、ファンとして読んでいるわけではないので惰性で「そんなもんかなー」と思うだけですが、これが普通のファンとして読んでいる場合は困惑するかもしれませんね。路線が正反対になるわけですからね。
そういった殺戮がない平和なやつだから好きだったのに、みたいな人がいたら、たしかにがっかりするかもしれません。
なるほど。勉強になりました。世の中には闇落ちってものがありますが、ああいうのは不人気なんですかね? そういえばモンハンのアニメでもありましたね。あれは主人公ではなかったですが、たしかに見ていると不快かもしれません。
スレイブサーガに関しては、アンシュラオンはずっと変わらないですね。もともと自分の利益だけで動きますし、普段から人を殺しているので、あとは規模の問題だけです。
楽しければ殺すし、かといって殺す意味がなければ殺さない。気分の問題もありますけど、人自体を嫌っているわけではないため理由がなければ虐殺はしないというだけです。
逆に言えば、理由があれば何人でも殺しますけど、最初からそういう人間なので矛盾はないってことですね。
パミエルキは・・・最初からそういうキャラなので問題ないでしょうか。冒頭からアンシュラオンのためならば他の人類を滅亡させてもいいと言っていますしね。おそろしいです。
ふーむ、キャラの方向性ですか。私はあまり変えない・・・ですかね?
ハーレム殿下ではハーレムの成長も描きましたが、ゼッカーにしても史実ではしっかりと悪魔に戻っていますし、最初からある性格と方向性はまったく変わっていないのかもしれません。
大団円エンドで終われば、大戦もまた違う形になっていたでしょうが、どのみち偽りの平和は長くは続かないものです。
十二英雄たちもバーンも、方向性はずっと変わりません。大きく変わるキャラもいますが、それは「もとからあった不満が爆発する」というだけで、そのキャラの傾向性はまるで変わらないのでしょうね。
そういうのはいいのかな? 路線変更が作品全体の根幹にまで関わる場合、受け入れられないファンも多い、ということなのでしょうか。
そんな感じです。ふと思ったので雑記で書いてみました。
次のスレイブサーガの更新は、金曜日の午前一時を予定しています。
ではまた!