園島義船、ぷるっと企画の活動日誌DX

ぷるっと企画の活動日誌。
漫画、イラスト、ゲーム、小説の情報を掲載。
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どうしようもない欲求

 なんなんだろう、この気持ちは。昔もたしかに作品に対する情熱と欲求がありました。それはもう激しい炎のように。


 ただ、どちらかというと成功したいとか、そっちの気持ちが強かった気がします。もちろん根幹には大好きだから、ということがあったのでしょうが、外的な要素としての成功が欲しかったのかもしれません。


 しかし、歳を取った今はその純粋な部分といいますか、ただただ作品が作りたい欲求が非常に激しくあります。「オレは作品を書きたいんだ!!」という純粋な気持ちですね。これがものすごく強いです。


 そのうえで仕上げたいという気持ちが一番強いです。


 これはもちろん、今まで多くの作品が途上で終わっていることへの不満もあるのでしょう。それに加えて「やりきった感」を欲している自分もいるわけです。


 ハーレム殿下とかは、いろいろと不満な点はあっても「やりきった」「出しきった」という思いが強いので、非常に満足感がありました。やはり作品というのは区切りまでやりきってこそのものだと痛感しますね。


 小説も同じで、途上ではまだまだ物足りないわけです。それはやっぱりゲームという世界にいたせいでしょうね。仮に外的評価が良い悪いどちらであれ、自分の中で「この作品はやりきった」というものを感じたいわけです。


 そして、それまでは邪魔されたくないという気持ちも強くあります。全力で立ち向かって闘って燃え尽きる。それからならどんな評価でも受け入れますが、出し切るまでは戦い続けることに必死でありたいわけです。


 これもゲームの影響でしょうね。ゲーム作品は全部出来上がって出して、それから評価を受けるもの。だからすっきりしていますし、課題があれば次に生かそうと思えます。


 一方の小説は連載なので、やはり個人的には難しい側面もかなりあります。まあ、スレイブサーガとかは事前にだいぶ書いているので、連載であっても効果的に描けているほうだとは思います(自分の中では)


 何が言いたいかといえば、作品が作りたくて作りたくてしょうがなくて、今現在手がもう痛くなるほど書いているわけですが、それでもまったく衰えない、いやむしろますます作りたい欲求が高まっている状態にある、ということです。


 まったくもって不思議なものです。


 これも今すぐに起こったことではありません。イラストレーターとしてやっていた時に溜まっていたものが出ているにすぎません。やっぱり私は自分自身で世界を生み出していくほうが好きだし、自分にしかできないことを続けていきたいと感じたわけです。


 ただこうなると、仕事で書いていくという選択肢はほぼないのかな、という感じはしています。なんというか…仕事でやると何にしても、ものすごく狭苦しい時があるんですよね。はたしてそれは自分が求めていることなのか、と。


 自分の願いは、単純に作品を書いて楽しんでもらうこと。それも自由に。束縛なく。これは書き手だけではなく読み手もそうです。PCやスマホはないと駄目ですけれど、それ以外は制限がないもの。


 仕事(学校)で疲れて帰ってきて、寝る前に更新されているとちょっと嬉しい気持ちとか、朝の通勤通学で今日も更新されててちょっと楽しい、みたいな喜びを与えてあげたい気持ちが強いですね。


 ゲーム実況とか、楽しんでやっているのを見て自分も楽しい気持ちになったり、単純にそうした喜びが与えられればいいのかな、とも思っています。


 まあ所詮は「たまたま出会った」すれ違いの楽しさかもしれませんが、それでも楽しんだ瞬間は無駄にはなりませんし、すべての作品には作者の人生経験が宿っているもの。


 仮に一時的な楽しみであっても、それを読んだ人間には何かしらの影響を与えます。その中で何かを提供できればとは思うわけです。作品によって与えるものはだいぶ変わってきますけどね。


 仕事でやると本当に楽しくないんですよね。とても不思議なことです。あるいは今の仕事の概念が間違っているのか。私が日々提唱しているシステムになれば、そんな区別のない日々楽しい世界が来るのかもしれませんが、しかしそれはちょっとつまらないかもしれません。


 案外、世界に蔓延している未熟性というのは、闘う人間にとっては起爆剤にもなるわけです。前も言いましたけど、差別や貧困のような強いマイナス因子があるからこそ、爆発的なプラスの力が生まれることにもなります。


 私が今宿している炎も、何年ものマイナスから生まれたものです。熱くて燃えるようで、ただただ高く空を飛びたいという欲求が作品になっていく。それは面白いものです。


 むろん、人間は常に成長していくので、さっさとそうしたマイナス要素を消していくことが重要です。それが終わったら別の問題が必ず発生しますので、永遠とそれが続く過程で進化していくわけです。


 とまあ、駄文でした。




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