園島義船、ぷるっと企画の活動日誌DX

ぷるっと企画の活動日誌。
漫画、イラスト、ゲーム、小説の情報を掲載。
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絵柄について考える

 こうして違う道を歩むようになって、自分の変遷というか、今までの流れについて考える機会が増えました。自分は何がしたかったのか、自分がどういったタイプなのか、わかっていたつもりで流されていた部分が多かったのかもしれない等々、色々考えています。


 その中の一つが絵柄です。


 もともとこの「ぷるっと」という名前自体が、ぷに絵を描くゆえに付けた名前です。正直人間の元来の性質って簡単に変わらないものなので、「ぷにっ」としたものは今でも一番描きやすい絵柄です。丸くてデフォルメされた絵が自分の本来の絵柄なのだなーと実感します。


 ただ、それだけでは駄目なので色々な絵も描いてきました。これも正直に言えば、仕事の都合上、絵の勉強の流れで描くはめになった、という表現が正しいかもしれません。そのおかげで応用力は身につきました。


 それでも結局、本来の絵柄というものは変わらないのだと思います。絵柄の変化というのは、あくまで自分の本来の絵柄からどれだけ幅を作れるか、という意味合いだと理解しました。


 器用な人はその幅が大きいので、まったく違う絵を描くこともできます。ただし、たとえばプラス(得意な絵柄)とマイナス(苦手な絵柄)がある場合、幅が大きく振れるのは当然プラスの方向性です。


 私でいえば、プラスはデフォルメされた絵柄であり、マイナスは写実絵画も含めたリアルな絵柄となります。となれば、マイナスの方向性には限度があり、プラスの方向性に大きく幅が広がることになるわけです。


 あくまでアニメ絵という部類で分ければ、一般的なアニメの絵から児童が見るようなアニメの絵まで描けます。さらにマイナスの方向性にも多少はいけるので、ややリアルな絵柄も描けます。が、やはり得意なのは正の方向性であり、マイナスには限度があります。


 大雑把ですが、簡単に記すとこんな感じ



(プラス)
△抽象<〇絵本<〇キャラクター<〇デフォルメ絵<


◎本来の絵柄(ぷに絵)


>〇一般アニメ絵>△ややリアル>×リアル系>×実写・模写
(マイナス)


 私は模写が苦手で、どうしても描けません。一方、デフォルメしたり、自由に変質させたり、絵柄を簡単にすることは得意です。私と反対の性質を持っている人ならば、「デフォルメなんて難しい! 普通の模写のほうが楽だよ!」とかになりそうです。


 ですので、私の本来の絵柄を考察すると、今やっている児童文学に適するのはとても自然な現象なのだと思います。もともとデフォルメされたアニメというのは、子供向けに作られています。アニメというくっきりした絵柄のほうが、子供の記憶に印象的に残るからです。



 ただ、まだ実感というものがないので、


 児童文学はやりがいはあっても、手応えがまるでありません。


 一方、十二英雄伝などの今までやってきたことは手応えがあっても、まるでやりがいがありません。


 というような、なんとも不思議な現象になっています。


 児童文学は子供たちに正しい知識や社会教育のためにやっている仕事であり、私の使命でもあります。やりがい感は半端ないです。価値ある仕事をやっているのだと感動もします。が、燃焼系に比べると重み(重厚感)がないので、手応えがまるでないです。


 十二英雄伝などは今までの積み重ねがあるので手応えはがっしりあるのですが、やりがいがないです。ただ自分の信念だけが頼りの綱渡り的なものになっています。それでも何とか続ける予定ですが、やりがいはモチベーションでもあるので、こっちの方面はおそらくこれだけで手一杯でしょう。


 優先するのは当然ながら前者。価値があることを優先するのは当然です。が、簡単にできてしまうので軽さばかりを感じてしまって、まだ戸惑うことが多いのです。燃焼系の設定の多さと比べるのがそもそも間違いなのでしょうが・・・



 と、多少ずれましたが、絵柄に関しては、私は本来子供向けに適した部類なのは間違いりません。だから簡単に入ることができるわけです。逆に考えると、これのために今まで経験を積まされた、というべきでしょう。


 まったく苦にせずどんどん作品を作ることができるわけですから。今までのあの苦労と比べれば、こんなに楽なことはないです。しかも価値があって人受けもする。だからこそ今までのことがちょっと寂しくなるのかもしれませんが・・・


 時々懐かしく思うわけです。そして愛着もある。そのうち薄れていくのでしょうが、変化の時期とはそういうものです。むしろこうしたことを思うこと自体が、自分がすでに変化している証拠なのです。それは慣れていかねばなりません。


 大切なことはそうした感情に流されず、今やっている新しいことに専念すること。それが一番よいのです。これは私に限ったことではなく、転職したり新しい学校に転校あるいは進学したりする場合も同じです。


 新しい環境に慣れるまで、過去の楽しかったことを思い出しますが、それに引きずられてはいけません。過去を懐かしんだところで何も変わらないのです。それより今の環境に適応することに専念したほうが精神的にも良い効果が生まれます。


 よく人生相談でこうした相談が寄せられますが、結局は今のことに集中していないだけのことなのです。今やれることを一生懸命やる。後ろは振り向かない。これが一番の解決策です。


 そんな感じです。


 私に限っていえば、べつにどちらを完全に辞めるとかいう話ではないので、ウェイトが変わるだけのことです。今は移行期なので、児童文学九割、今までのが一割、といった極端な具合になる感じで、まだ慣れていないという段階です。


 ただ、同じアニメ絵をやるにしても、たぶん児童文学のほうでそれに適した形でやると思います。ある意味、それが本来のアニメ絵の使い方なのかもしれません。(日曜の朝にやっていそうなアニメとか)


 ではまた。













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