園島義船、ぷるっと企画の活動日誌DX

ぷるっと企画の活動日誌。
漫画、イラスト、ゲーム、小説の情報を掲載。
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作品とともに泣く

パッケージ業者のウイングゼロさんが一旦廃業(引継ぎあり)
ということで、私もそれに合わせて美少女業界を正式引退しました。
なんというか、これで終わったんだなぁ、というすっきりした気持ちです。
もう心残りがまったくないので心は晴れ晴れです。
負債も返済しましたしね(これが一番すっきりです)


そして、絵本を描いていて、作品を作るということを思い出しました。
作品の醍醐味とは、人物と感情を一緒にさせること。
言い換えれば、私がもっている感情を表現しつつも
いつの間にか物語のキャラクターとともに生きている感覚になることです。


キャラクターが魂を燃やして戦っているときは激しく燃え上がり、
涙や感動、痛みすら共有することです。
それは作品を作っている時に客観的にわかります。
そのキャラの心が自分に伝わってきて、いつしか自分も泣いているからです。
単なる表現だったものが昇華されて生命になる瞬間です。


この状態になって初めて作品が自分とともにあることを実感できます。
賊王街然りハーレム殿下然り、どれも何度も感動して泣いています。
そして今日絵本を描きながら自分も泣きました。
キャラクターの心が自分に伝わってきて泣く。
そしてようやくこの瞬間、その作品に意味が生まれるのです。


そこに至って初めて作品。
その意味で十二英雄伝は、まだまだこれからという感じですね。
やはり主人公が出てきて、その想いが自分とリンクして人生を強く生きる。
怒って笑って、そして耐えて耐えて戦い続けて、だからこそ泣ける。
まだまだ初期の段階なのです。実際に初期ですしね・・・まだ零章ですから。
いつ泣けるのか楽しみです。
泣けてからが本当の闘いなのですから。


ようやく芸術の世界に戻ってきたと少しずつですが実感しています。
しばらくはイラストの仕事も続けないといけませんので、
児童文学の世界にどっぷり浸かるのは先のことになりそうですが、
真に価値あるもののために人生を費やす。
それでこそ勝負できるし後悔もしないのだと思います。


企画事務所は作り直すかもしれません。
それはそのうち、まとまってきたら考えます。
少なくとも美少女業界で続けることはないでしょうか。
やはりここではまだ光の種は芽を出しそうにありません。
あの世界ではいましばし長い闇が続くのでしょう。


そこから抜け出た私だからこそ、強い輝きを生み出すことができるはずです。


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